医療レーザー脱毛にもい散られるレーザー治療器としてよく知られているのはアレキソンドライトレーザーですが、近年では、このレーザー治療器だけではなくYAGレーザーと呼ばれるレーザー治療器を取り扱うクリニックが増えてきています。
また、クリニックで取り扱いのあるYAGレーザーには、QスイッチYAGレーザーやNd-YAGレーザーなどの種類があります。
では、YAGレーザーはどのような特徴を持っているのでしょうか?
アレキサンドラレーザーとの違いについて
アレキサンドラレーザーは755mmという波長のレーザーですが、YAGレーザーは全般的にアレキサンドラレーザーよりも長い波長を持っているという違いがあります。
では、長い波長にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
まず、短い波長の場合では、レーザーが毛根の奥深くまで届かないこともあり、特に太くて硬い体毛の場合では、アレキサンドラレーザーでは対応することが難しい場合もあります。
そして、そのようなときの心強い味方がYAGレーザーであるということです。
YAGレーザーの長い波長は、毛根の深い部分まで届くと考えられ、特に男性のひげや体毛に対して高い効果を発揮するといわれています。
つまり、アレキサンドラレーザーは顔の産毛など比較的細い毛に対応し、YAGレーザーは太くて黒い毛に対応するということになりますので、状況に応じてこれらの機種を使い分けているクリニックもあります。
さらに、YAGレーザーで医療脱毛を行う際にはポップアップ現象というけが飛び出てくる現象が多いため、毛のう炎などのトラブルが起こりにくいといわれています。
YAGレーザーではこのような治療も行える!
YAGレーザーは、タトゥー除去にも用いられることがあり、黒色や紺色などの濃い色彩のタトゥーに対して効果を発揮するといわれています。
また、シミの改善にも用いられることがあります。