膠原病は関節部分が硬くなった状態のまま放置すると、血行不良を起こしてしまい、ますます動く事が困難になってしまいます。
レーザー療法とは、低周波のレーザーを痛みのある部分に当てる事で炎症を起こしている関節や筋肉の痛みを緩和させる治療法です。
その為、筋肉の周りにある血液の流れを良くするレーザー療法は効果が見込まれているのです。
膠原病には根本的な治療がありませんので、薬物療法と合わせて、症状に対して処置を行なう対処療法を何度か繰り返す事で痛みを軽減させるしかありません。
レーザー照射は低周波のレーザーを痛みのある部分に当てる事で炎症を緩和させますが、メリットとしては痛みのある部分に直接当てる事が出来て、一度に照射できる範囲が広い事を挙げられます。
治療効果も高く、膠原病だけではなくさまざまな疾患に対応できるという事も特徴と言えるでしょう。
膠原病へのレーザー照射は医療施設でのみ行なわれており、医療保険が適用されます。
また、レーザー照射は個人の症状や処方されている薬によって行なえない場合がありますので事前のしっかりとしたカウンセリングが必要となってきます。
手術のような出血を伴う治療法ではなく、炎症部分の腫れや赤みといったものが出にくいのもレーザー照射療法のメリットです。
我慢できない痛みも少ないですので、ご高齢の方や痛みに対して恐怖心や抵抗のある方にも比較的受け入れ易い治療法となっています。
料金はレーザー照射をする範囲によっても変わってきます。大きさによって照射する回数も変わってきますので一概には言えませんが、治療費のほかに初回は初診料が必要となります。
照射時間はとても短く、例えば5mm×5mm範囲であれば1000分の1秒と言った時間になります。痛みを感じるほどの長い時間ではありませんので感覚としては一瞬パチンと輪ゴムではじかれたような感覚に近いと言えるでしょう。
また、同範囲での治療費はおよそ2,000円~が目安となります。